こんにちは、内科×小児科の共働き医者夫婦の夫(内科)のたぬきやです。
今回のテーマは「共働き夫婦の家事」です。
私達も結婚当初は家事について苦労していましたが、試行錯誤を重ねる中で、現在ではお互いがあまり負担に感じないストレスフリーな家事を実践できていると思います。
そこで今回は、私達が普段意識している家事の心構えを紹介したいと思います。
「余裕のある診療科なのに妻が家事」―1年せず離婚した先輩をみて…
共働きの場合、どちらも朝から晩まで働いているのに、家に帰ると埃の落ちた床や散らかった洗濯物が待っていると思うと、それだけでげんなりしますよね。
例えば私達のような医者夫婦の場合、お互いの専門が異なると家事負担が一方に偏るケースもあるようです。
以前は「男性は仕事、女性は家事」という価値観もあったようですが、私達夫婦の間にこの価値観を持ち込んだ場合、妻から即座に三下り半を突き付けられるのは確実です(笑)。
冗談はさておき、家事は「専業シュフ」という仕事があるくらい大変な仕事ですので、そもそも医師夫婦が仕事の合間に片手間で行っても満足に出来るようなものではなく、それ相応の工夫や心構えが必要だと思います。
私の聞いた話でも、夫の方が時間に余裕がある診療科にも関わらず昔ながらの価値観を持ってしまっており、1年以内のスピード破局を迎えてしまったケースがありました。
この話を聞いた私は結婚後妻にいくつかの家事の方法を提案し、その中の1つに家事の分担がありましたが、残念ながら1週間で中止することになりました。
それはこんなことがあったからなんです。
「家事の分担」は喧嘩の元だった―モヤモヤを解消する方法とは?
医者夫婦の場合、急患対応などの予定外の業務が急に入り、当番表通りに家事をこなすこと自体が難しい場合があります。
また、当番を決めてしまうと、妻が家事をやっている場合は「当番なんだから当たり前」と思ってしまい、また逆に妻が何らかの事情で家事をこなせない場合は「妻が当番なんだけどなぁ」と少しモヤモヤしてしまう自分がいることに気づきました。
つまり、私達の場合は当番表を決めることで家事を「仕事」と感じてしまい、相手に対する感謝の気持ちも薄れてしまうことに気づき、妻と話し合った結果、当番表制度は廃止することにしました。
この経験から、私達夫婦の間では「家事は分担して当番にあたる1人がやるようなものではなく、2人でやるもの」という共通認識が生まれたように思います。
今では妻が忙しい時期には私が家事をやったり、私が忙しい時期には妻に家事を担当してもらったりと、時間に余裕がある方が進んで家事をやるようになりました。
ただこの方法の場合、どちらかに家事の比重が偏ることもあるので、それはそれでモヤモヤしてしまいそうですよね?
そこで私達は、その日やった家事をお互いに自己申告して「家事をしてくれてありがとう」と相手を褒めることにしています。
感謝の気持ちを伝えてもらえると、「よし、また頑張ろう」と思えるから不思議ですよね。
このように共働き夫婦の家事では相手を慮り、余裕がある方が積極的にサポートに回る姿勢が大切なのではないかと思います。
この記事のまとめ
- 無理に家事を分担すると、喧嘩の元になる
- 「家事は分担ではなく共有」が合言葉
- 感謝の気持ちを忘れずに
この記事を読んで、「そうは言ってもさ、やっぱり2人とも忙しいとどうにもならないこともあるよね」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
それはその通りで、心構え以外にも家事自体の負担を減らす工夫も必要だと思いますので、私達が実践している家事の負担を減らす方法も↓の記事で紹介しています。
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